居抜き物件で失敗しないために気をつけること

居抜き店舗でラーメン屋を開業しよう!

開業資金のメドがついたからそろそろ物件を決めたい、でも物件にかかる費用はできるだけ抑えたいですから、物件の探し方に工夫が必要です。物件を探す時に必ず問題になるのは、スケルトン物件か居抜き物件かということです。

どちらが契約に有利だとか、どちらがメリットがあるなど決定打はありません。どちらも良物件なら選び甲斐があるでしょうが、居抜き物件の設備次第で評価は変わります。居抜きは注意しなければならないとよくいわれますが、その理由は、失敗が多いからだといわれています。スケルトン物件であっても失敗する可能性が十分にありますから、その判断基準と見るときのポイントを熟知していなければなりません。居抜きの特徴は、店内の設備がそのまま使えるということです。例えば、ラーメン屋が良い例です。

火力の強いガス設備、寸胴や排水、スープを作るときに出る臭いを排出するダクトなど、特別な仕様が必要になる設備がそのまま使えるのですから、その分のコストが大幅に削減できます。ラーメン屋のあとにラーメン屋が開店する理由は、その物件が居抜きだから、というケースがほとんどです。立地的にそれほど良いわけではないのにどうして、と不思議に思っていた方も多いのではないでしょうか。しかし、設備は中古であることに変わりはありませんから、いずれ近いうちに交換する費用が発生することは否めません。

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